老舗の銭湯

東京下町。大正からある銭湯に行った。

特に特定の銭湯に行こうとは思ってなかったが、広い風呂に入りたいがために出かけたついでに銭湯に行った。

 

見るからに古い佇まい。

昭和を感じる。

 

一歩暖簾をくぐれば、左右に靴箱があり、

右が女湯の戸、左が男湯の戸があり、それぞれの脱衣所につながる形となっている。

その戸をくぐれば中央に番台がおり、そこで代金を払う。470円。

 

脱衣所は古い (というか建物自体がめちゃくちゃ古い木造)で、たまに靴脱ぐタイプの和食屋とかにある木の鍵となっている。

 

風呂自体はオールドスタイルである。

シャワーもなく、赤と青の蛇口が15個ほどあるのみである。

浴槽は3つ。

薬風呂1槽と熱湯風呂が2槽である。

 

薬風呂は42度くらい。

熱湯風呂が45度くらいで、2槽オーバーフローしてるから実質1槽である。

 

実際薬風呂にしか入れなく、熱湯風呂に手を触れたが熱すぎて入れる感じがしなかった。。

正直いろんなお風呂に入りたかったので残念だった、。。。

 

6,7人いたが、実際80歳くらいの爺しか熱湯風呂に浸かっていなかった。

 

薬風呂の湯にはいったときに、湯量が少なくて、

蛇口を開けて足し湯した。

 

その後風呂出たときに、

足し湯の蛇口を開けっ放しにしていたのだが、それに気付いていなく、

近くで体を洗っていた80歳くらいの爺から「ゆがうが!うがうが!」とすごい形相で言われた。(本当にそう聞こえた)

一瞬わからなかったが、蛇口を開けっ放しにしていたことに気づき、

急いで蛇口を閉じた。

 

爺の顔の形相が怖かったので、少し萎縮した。

風呂入ってリラックスしたかったのに、萎縮した。

 

そのあと湯を浴びて、そそくさと帰った。

 

外出たら、暗かった。